著:いしいしんじ 講談社文庫
『きっと最初から、なにかが直しようもなくゆがんでいる』
星の見えない村にあるプラネタリウムの解説員に拾われたふたごのはなし。
テンペルとタットルという彗星の名前を付けられた彼らの成長の物語。
片方はそのまま村に残り郵便配達員をしながらプラネタリウムの解説員をするようになる。
もうひとりは手品師となり世界各国をたびする生活でそうなった経緯がまたすこし切ない。
優しい嘘の物語だなと思った。登場人物の名前はテンペルとタットル以外には出てこず、渾名や見た目などで呼ばれてるし、村も日本なのかはっきりしない。なので、よけいなことを考えずにこの物語を読むことができる。きれいな世界観で、慣れるまでにすこし時間がかかるかもしれないけど優しくて切ない話なのでタイトルが好きなら話の内容も好きだと思う。
『きっと最初から、なにかが直しようもなくゆがんでいる』「
『きっと最初から、なにかが直しようもなくゆがんでいるきっと最初から、なにかが直しようもなくゆがんでいる』『きっと最初から、なにかが直しようもなくゆがんでいる』
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